PeaPodの『シルク素肌インナー』シリーズ、『シルクボディインナー』『シルクサニタリーショーツ』これらの商品にはストレッチシルクが使用されています。
ストレッチシルク…伸縮性を持たせるため、少し弾性糸(ポリウレタン)を織り込んだ生地。肌には弾性糸が当たらないように織られているため、肌触りはシルクのなめらかさそのまま。自然なフィット感と柔らかさを合わせ持ち、その伸縮性でゴムを使わないデザインを可能にします。
長持ちするシルクインナーの理由。
生産者だからこそ知る、製品や原料の良さや特徴をもっと分かりやすくお客様に伝えていくことをテーマにしています。
生産現場と直接着る(使う)お客様との間の情報の橋渡しをもっと丁寧にしていくことで
・生産現場の創意工夫を伝え、製品を手に取るまでのものづくりのこだわりや努力を知っていただきより製品への愛情を持っていただく。
・製品や原料の特性を知ってもらうことによりお洗濯などの扱い方や長持ちさせるコツを理解し長く大切に着ていただきたい。
という2つの願いがあるからです。
PeaPodのニットシルク地を使用したインナーウエアシリーズ
(シルク素肌インナーカップ付き&シルク素肌ショーツ
&シルクボディインナー:マタニティ授乳対応)の平均着用期間(洗い替えを購入するまでの期間)は2年くらいになります。
これは、これまで様々なシルク製品を試してきたスタッフの経験からもお客様にリサーチしてきた結果からも、一般的なシルク下着に比べ、結構長い方になります。
上手にお洗濯していると、3年くらい持ったりもします。
シルクはグレード(品質の差)がかなり幅広いのですが
ひどいものだと(価格が安い)購入して数回でダメになってしまう製品も少なくはありませんし、シルク生産に関わる方が口を揃えて言うように「シルクの質はそのまま=価格」というのが実感です。
それでも、そもそもシルクは安いものではないので、私たちもシルク初心者の頃は、お財布と価格の兼ね合いで
「今回は、この辺りのものを試してみるか?」と妥協もしつつ、失敗も繰り返しつつ
「ああ、やっぱり安物はダメかあ…」と学んできた経緯があります。
そんな経験や失敗を踏まえてシルクのインナーを選び着てみようと思ったお客様が、シルク本来の良さを日々ちゃんと実感出来て、
すぐにダメになってがっかりなどしないようなしっかりした製品に仕上げたい、と
国産の生地を国内縫製で作り上げるようになりました。
この国産のシルクニット地は、シルク生地を知るメーカーさんの中でも「世界一贅沢な生地!」と言われるほど高い品質の生地です。
では、なぜ?その生地が高品質なのか?に
ずばり!応える回答が生地屋さんの回答にありました。
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<国産生地のメーカーさんからの回答>
この生地に使われている原糸は、絹糸のグレードが6段階ある中で一番高いエクストラグレードの絹紡糸のみになります。
太く光沢があり、ネップが少ないのが特徴です。
(ネップ=繊維の節が生地表面に出たものを言います。
絡み合った筋状のもので、これが多いと生地にスジができ、なめらかさが損なわれます。)
絹糸は基本的に細い繊維のため、太いほど良いグレードとされそのためこの糸で編まれた生地は、しっかりとした高品質の絹編み生地になります。
また、編み工程でも、出来る限り編目を詰めて編みあげる事で高密度で傷の少ない生地になり、光沢も出てきます。
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この編目を詰めて編んであることで引っかけや目寄れ(編み糸が寄れて目が開くこと)などが他のシルク生地よりも、比較的起こりにくくなっているのですね。
とても細かい部分になりますが、こうした原料の糸の選び方や1つ1つの工程でのこだわりが、製品になった時に品質や耐久性などで大きな差になってきます。