◎スタッフKのつぶやき
私スタッフKは3食蕎麦でもOKなくらいの大の蕎麦好き。
3食蕎麦を食べる叔母がいるので、もしかしたら血筋なのかも。
通ぶっているわけではありませんが、一人手打ち蕎麦屋探訪とか時々する。単なる食いしん坊かもしれない…。
ここ池ノ上に事務所が引っ越してきて早1年が過ぎました。
池ノ上は、京王井の頭線の線路と直角に南北に商店街がつながっていて、ピーポッドは北側に位置します。どちらかというと南側がにぎわっているかな?
ボリュームのあるサンドイッチ屋、台湾料理光春、あ、ここの光春では《蓮の茎》の炒め物が最高に美味しいんだ。それからお昼には必ず行列するお弁当屋KIYA。おかずのバリエーションが豊富で何を食べてもおいしい。
そして、そんな池ノ上に老舗蕎麦屋「三由(みよし)」があるんです。
創業から50年以上。出前もやっている、丼ものもある、うどんもある、蕎麦屋の王道。
蕎麦ってやっぱり手打ちそばが美味しいでしょ?という常識を覆す。
ここ三由は手打ちじゃない。
薄暗い店内を入ると、奥にお座敷がある。座敷で膝を折ってのんびり蕎麦をすするのもよい。が、昼時は行列ができるほどの人気店。席を選ぶことはまずない。
通された席で着席するか否かのタイミングで「海老天もりの大盛り」という。
決して「いつもの」とか野暮な発言はしない。
カウンター越しに「海老天大です」とオーダーが通される。家族経営の様子。

さほど待つこともなく蕎麦はやってくる。
甘すぎないおつゆを少なめに(ここ重要)注ぎ、ワサビを蕎麦に乗せて一口すする。
細めの更科っぽい蕎麦はキレよくのど越しよく、噛んでいると蕎麦の香りが鼻を抜ける。
この蕎麦の香りがポイントで、手打ち蕎麦屋の高級なそば粉でもなかなか味わえない香り。土の香りがちゃんとする。
ワサビがなくなったころ、蕎麦は3分の1ほど消費。
そこでだ。やっと海老天に箸を伸ばすのだ。
特大の海老天は、一口かじるとその衣の先まで海老が入っていることがわかる。
天ぷら紙の上に落ちた衣をせっせとおつゆの中に入れ、ここからは海老天と蕎麦の割合を考えながら食べ進めていく。
大盛りがアッという間になくなり、やや残念な気持ちを残しながら蕎麦湯を注ぎ、七味を多めに振る。
おつゆを少なめに入れておいたので、土の香りの蕎麦湯の風味を味わいつつ濃すぎない残りのおつゆを、まるで茶道の作法のようにして最後までいただく。
人は味覚というもので「美味しい」とかを感じるんだと思うんだけど、ここの三由の蕎麦を食べた後は違う。胃袋が消化することを喜んでいるのだ。この体験は本当にミラクルだった。
この新しい基準が自分の中に生まれてから、食べることがいっそう楽しくなった。
けれど、まだ「胃袋が消化を喜ぶ」あの感覚を味わえたのは、ここ三由の蕎麦と、家の近所の街中華《三久》のもやしそばだけ。
そうして今日もこのメルマガを書き終わる午前11時44分。少し早めだけど、お昼は並んじゃうから早めに行こうかな?と、お弁当を持ってきている店長YONEを横目に考える昼時なのでした。
今日も最後までお読みいただきありがとうございますーー☆
