最近は、ひとりごとすら呟かない店長YONE。
「いったい何処に・・・??」
メルマガなどで際立つキャラのイノシシ年スタッフKさんが影武者でないことは明らかだとして、
にしても店長、静か過ぎないか??
そんな声が聞こえてきたような気がした今日は、
久しぶりに、ちょっと言葉にしてみようと思います。
さて、ピーポッドでシルクインナーを作り続けて、気づけばもう20年近くが経ちました。
それでも正直に言うと、いまだに迷うことがあります。
それは、「どこまでこだわるか」ということ。
そもそも知識もセンスも持ち合わせていなかった私に、唯一あったもの。
それはたぶん、「K・O・D・A・W・A・R・I」。
自分では全くこだわっている自覚は無いのに、
周りからは「いやコダワリのカタマリでしょ!」と言われることが多々あり・・・
とはいえ、そんな私だって、実は毎回悩むんです。
この1年は、“じかのコミュニケーション”に立ち戻るべく、
直接手に取っていただける場を増やし、私自身も販売に立つ機会がぐっと増えました。
そんな中で皆さまのニーズや、涙ながらに聞く嬉しいご感想。
そして、ピーポッドへ寄せていただく期待。
それらに触れる中で、
「こういうものを作りたい」
という新しいアイディアも、たくさん生まれています。
また最近では、シルク素材への人気も高まり、シルクを扱うブランドもずいぶん増えました。
接客していても、以前は「なぜシルクがいいのか?」という説明に多くの時間を使っていた気がします。
でも今は、
「最近シルクが気になっていて」
「シルクって肌にもいいんですよね」
そんな言葉を、お客様の方から聞くことも増えました。
けれど、私たちが商品として形にしていく中では、
“ただシルクであればいい”という単純な話ではありません。
なぜなら、私たちが本当に届けたいのは、
「心地よいものを身につけて、その人が幸せになること」
だから。
大前提にあるのは、まず「心地よさ」。
シルクという素材は、そのための大切な手段のひとつです。
もちろん、私たちのシルク偏愛はかなり強めです(笑)
でも同時に叶えたいのは、
「しめつけないこと」
そして、
「冷やさないこと」。
そのすべてが重なった時に生まれる、
比類なき心地よさを目指しています。
そのためには、糸の質、編み方、肌に当たる面をどうするか。
しめつけないためには、どうしたらいいのか。
一つひとつ決めていくたびに、
「本当にこれでいいのか?」と立ち止まったり、
思うようにいかず、行き詰まったりすることもあります。
特にピーポッドでは、「ゴムを使わない」という選択をしています。

下着は、肌にいちばん最初に触れるもの。
そして、お風呂の時以外は、ほとんど一日中身につけているものです。
だからこそ、
“ストレスフリー”と声高に言う以前に、
もはや「着ていることを忘れる」くらい自然なものであってほしい。
そんな思いがあります。
だから私たちは、最初からゴムに頼る作り方を選びませんでした。
もちろん、その分難しさは増します。
フィット感をどう出すか。
ずれにくさをどう作るか。
さらに、耐久性をどう実現するか。
簡単に答えが出るものではなく、試行錯誤の繰り返しです。
それでも続けてこられたのは、
ひとえに、使ってくださるお客様の存在があったから。
長くご愛用くださっている方ほど、
「これじゃないとダメなんです」
と言ってくださる。
そんな言葉に、何度も背中を押されてきました。
とはいえ、「これで完璧!」という答えは、まだありません。
それどころか、ピーポッドの特徴だった“ゴムなし”も、
今は他にもたくさんあります。
でもだからこそ。
素材、作り、そして想い。
その全部が調和して生まれる「最高の着心地」を求めて、
今もこうして、作り続けているのだと思います。
これからも少しずつですが、
こんな日々のことを書いていけたらと思っています。

