子どものころ、外遊びから帰って冷蔵庫を開けてみてはガッカリしたものだった。
ジュースやアイスなど用意されているワケがないのが、我が家の冷蔵庫。
仄かな期待ははかなく打ち砕かれ、がらーんとしたそこには晩ごはんの材料とおぼしきものしか見当たらず。
(母は冷蔵庫に作り置きやら嗜好品やらを置く人ではなかった。あるのは数日分の食材とぬか床、調味料のみ)
「やっぱ何も無いか・・」と仕方なく製氷皿から氷を一つ外して、ガリガリとかじる。
そんな時に決まって母が言うセリフは、「秋になったら髪の毛が抜けるよ!!」
シャンプーを流そうとすると、ズルズルと抜け落ちて排水口に吸い込まれていく大量の髪の毛…
「・・・・・」
子ども心にも想像しただけで恐ろしいその光景に、思わず口に残った氷をコロンと吐き出したものだった。
氷をかじることと髪が抜けることの因果関係はさておき、
今となればそれも、当たらずとも遠からず…なのかなと思います。
暑いからと言って冷えるものばかり口にしていては、内臓が疲れちゃうんだよ、という戒めが込められていたのでしょう。
とはいえ、仕事後のビールが美味しいのもこの時期。
ならばせめて夕方にはお部屋のエアコンを消してみる。
窓からの風を感じながら過ごす、また良き哉・・・
不穏な状況が続きますが、みなさまもお腹と足元を大切に、お元気でお過ごしください。